奧尻教育STEP-UPプロジェクト ドリカム探求(遠隔による凸版印刷の社会見学)7月12日
最終更新日:2022年4月19日
奥尻町教育委員会と民間2社との三者連携によるICT活用教育共同実証事業「奧尻教育STEP‐UPプロジェクト」の主要な取組であるドリカム探求「奥尻キャリア教育」の第1回目が7月12日に行われ、本事業で連携している東京の「凸版印刷株式会社」と遠隔双方向の社会見学を実施しました。今回は長崎県佐世保市の中学校も一緒に参加し、北海道の奧尻町と東京、そして長崎県佐世保市が繋がったような、そんな気持ちにもなれた社会見学となりました。

凸版印刷さんのショールームへ向かう途中で「印刷と文化」にまつわるお話しをいただきました。「繋がっていた文字が、印刷のために切り離された」など、印刷機が大きく関係している話でした。


1年生は1年生教室、2・3年生は特別活動室にて今回の授業を受けました。


書体の開発に力を入れてきた凸版印刷さんは、現在パソコンやタブレット・スマートフォンで長文を読む時代になったったことや「縦書き」から「横書き」が増えてきた時代の背景に合わせて、長文を読みやすい文字を開発するなど、読み手が読みやすい工夫をしてきたと説明がありました。


続いて6月から本校生徒も活用しているAIドリル「Navima」開発にまつわる話、そして「eスポーツ(コンピュータゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技としてとらえたもの)」のメリットや企業として支援する理由などについてお話しをいただきました。
最後は各教室から今回の遠隔授業の感想を発表して交流しました。


今回の遠隔の社会見学は、東京の凸版印刷株式会社の様々な取組について知ったり、長崎県の中学生と一緒に活動したりと普段経験できないことを経験することができ、「学習の様々な可能性」が見えた取組となりました。
授業は次のメッセージで締めくくられました。
「みなさんも、どんなことでもいいので、初めてのことに積極的にチャレンジしてほしいと思います。きっと楽しい気づきがあると思います。」
この言葉通り、遠隔授業での学びやAIドリル(Navima)の活用などを通して、今後も生徒達の可能性を伸ばせる学習にしていきたいと思います。