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奥尻教育STEP-UPプロジェクト始動 6月3日

最終更新日:2022年4月19日

 学校教育をとりまく国の動き(新学習指導要領実施やGIGAスクール構想等)を踏まえ、これまでの奥尻町での教育をさらに発展させ、より魅力的で、奥尻町で学ぶ全ての子どもたちが自らの夢の実現に向け成長する(STEP-UPする)教育を実現するため、奥尻町教育委員会と民間2社との三者連携によるICT活用教育共同実証事業「奥尻教育STEP-UPプロジェクト」が6月3日から正式にスタートしました。

 共同実証事業の関係者を遠隔で結んだキックオフミーティング(6/3)のようす。

 三者の協定に基づき、島外の多様な教育資源の活用を促進して、離島の地理的ハンディキャップの克服を目指す画期的なプロジェクトがこれから動き出します。本校ではまず下記の2点に取り組みます。

①奥尻AI塾(AIドリルを活用した自己教育力の伸張)
 AIドリルとは、クラウド上の教材ソフトで、生徒の答案をAI(人工知能)が分析し、正解や誤答の傾向などから次に取り組むべき問題を自動で出題したり、必要な支援をしたりすることで、生徒一人ひとりの習熟度に応じた学習が可能となります。AIドリルの活用で、生徒自らの適性と強み・課題を知り、将来の方向性を決め、夢の実現に向けた実践力を身につけることが期待されます。

 授業でのAIドリル活用状況を他教科の職員も見学し、今後の活用に備えました。

 単元ごとに細かく区切られた問題を生徒が解いていきます。

 答案はキーボード入力、タッチ入力のいずれでも可能です。

 採点ボタンを押すと即座に採点(誤答の場合は正答も表示)

 授業が終わった後、昼休みを使って積極的に取り組む生徒もいました。

 各家庭からクラウドに接続することで、家庭学習での活用も可能です(生徒各自が家庭でも活用できるように、説明のICT通信とともに生徒個々の「IDカード」を6月21日に配付いたしました)。生徒それぞれの到達度に応じて、ご家庭でも有効に活用していただきたいと思います。


②ドリカム探究(誰もが主役「奥尻キャリア教育」)
 Webの活用により島外のゲストティーチャーを招いた双方向の実践的授業を実施し、小中高それぞれの段階に応じた進路意識の醸成を目指します。本校は7月12日に第1回目となるWeb授業(本実証事業で連携する民間会社の社内見学や説明、質疑応答など)を実施予定です。奥尻町の子供たち一人一人が自らの将来に夢を持ち、夢の実現に向けて一歩踏み出すための実践的なキャリア教育の推進が期待されます。
 

 

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