復興の概要
最終更新日:2024年9月19日
まちづくり
青苗地区や稲穂地区では「漁業集落環境整備事業」が水産庁の補助事業として認められ、また、初松前地区では「まちづくり集落整備事業」が町の単独事業として進められました。いずれの事業も、津波高より求められた防潮堤の背後に盛土を行なって一定の高さに整備し、道々奥尻島線の改良、集落道路、生活排水処理施設、避難場所、防災安全施設など、防災面、安全面に配慮した市街地計画にもとづき整備を行ないました。
また青苗岬地区では、「防災集団移転事業」が国土庁の補助事業として認められ、高台地区に宅地造成を行ないました。
旧市街地は防潮堤の背後を盛土し宅地を整備しました。岬地区は、10年前にも津波に困る被害があったため、公園等を整備し非住宅地区とし高台へ集団移転しました。 |
壊滅した町並みが蘇った初松前地区 | 新しく生まれ変わった稲穂地区 |
災害復興基金
奥尻町では、全国各地から寄せられた多くの義援金の中から、当初90億円を原資として被災者の方々の自立復興を強力に援助しようと「災害復興基金」を設立させました。津波と火災により跡形もなくなった青苗地区が再び蘇った |
多くの義援金のおかげで確実に復興した青苗地区 |
被災した漁船もFRP船として いち早く整備された |
被害復興基金からの助成により、ほとんどの被災者の住宅建築が図られた |
津波の高さが随所で示されている |
緊急時の避難路も整備された |
その他の復旧・復興
崩壊した崖地は大壁画とともに蘇った |
復旧、復興、今後の防災対策として防潮堤が整備された |
北海道で初めての津波水門 |
津波対策として盛土の上に 完成した稲穂小学校 |
津波対策として1階部を ピロティ(空間部)構造とした青苗小学校 |
津波により、完全流失した青苗地区は、徳洋記念緑地公園として生まれ変わった。 |
お問い合わせ
地域政策課
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