校長挨拶
最終更新日:2025年4月28日
北海道奥尻高等学校長 大 場 智 夫
北海道奥尻高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本校は、今年度2025(令和7)年度に道立学校として創立されてから50年、次年度2026年(令和8)年度には、道立から奥尻町立の高校へ移管し、10年を迎えます。
奥尻高校は、以下のスクール・ミッション
○島に誇りと愛着をもち、地域課題の発見・解決に向けて対応できる人材の育成 ○島内外で活躍する「持続可能な社会づくりの主体者」の育成 ○多文化共生、国際感覚をもったグローバルな人材の育成 |
の下、全国から生徒を受け入れ、奥尻島にある教育資源を最大限に活用し、島全体を学び舎と考えた「まなびじま奥尻プロジェクト」を軸に、社会で活躍できる「人間力」の育成を目指して、様々な教育活動に取り組んでいます。
また、高校生活3年間で身に付けてもらいたい資質・能力を『Okushiriety5.0』と名付け、「知性」「価値の創造」「人間関係形成能力」「主体性」「ふるさとへの愛着」の5つの柱、30項目を、授業や特別活動等すべての活動時に目標として提示し、何のためにこの活動に取り組むのか、取り組んだ結果どんな力が身に付くのかを明確にし、見通しの持てる教育活動を行っています。
全道唯一の「スクーバダイビング」の授業を通して、水産資源や自然環境の保護、防災について考えたり、奥尻の良さを探究し発信する「奥尻パブリシティ本部」の活動や、島の抱える課題の解決に向け、様々な分野の専門家の方からレクチャーを受けながら、高校生ならではの視点で解決策を模索、提案する「町おこしワークショップ」などの取組を通して、課題発見・解決能力や郷土を愛する心を育て、自らの成長とともに、いかに町を発展させるかについて考え行動できる、地域の将来を担う人材「持続可能な社会づくりの主体者」の育成を図っています。
こうした様々な最先端の学びを通して、奥尻出身の生徒たちが、島外出身の仲間と共に学ぶことで、改めて奥尻の良さを再確認し、ふるさとへの誇りと愛着を深めてくれる。また全国から集う生徒たちが、自分のふるさとに誇りと愛情を持つとともに、第二のふるさと奥尻の良さを各地で発信してくれる。そんな願いを込め、奥尻町、同窓会等の地域の皆様、保護者の皆様の協力のもと、さらに魅力ある高校へと進化を遂げるために、教職員一同取り組んでおります。
ぜひとも、離島にあるこの奥尻高校を、子どもたちの成長を見守っていただき、本校の教育活動へのご協力とご支援をいただければ幸いです。
また、中学生の皆さん、奥尻高校で一緒に学びましょう。そして未来の扉を開きましょう。