令和2年度 性に関する講話について
最終更新日:2020年11月18日
2020年11月11日(水)、性に関する講話を実施しました。
これまで、本校の養護教諭が、性の多様性のあり方について事前指導を行ってきました。
本日はこれまでの学習を踏まえた内容を、特定非営利活動法人北海道レインボー・リソースセンター L-Portの方々のご協力のもと行いました。
講師の方の実体験を聞いて、LGBTQの当事者にどのように対応するべきかなどを、グループで考え、その上でアウティング※防止の重要性を教えていただきました。
※当事者の性指向や性自認を許可なく、他人に暴露する行為
その後、LGBTQを取り巻く日本というテーマのもと、性の多様性のあり方が世界と比べて遅れていることを説明していただいた後に、世の中における普通とは何かを考えました。また、今の社会状況で快適に生きられることはできるかどうかをグループワークで学習しました。
生徒の議論を聞くと
「改めて普通とは何かを考えるのは難しい」
「そもそも普通と普通ではないと区別するのが違うのではないか」
「一人一人にとって普通というのは異なると思う」など、様々な声が聞こえてきました。
人には様々な性格があることと同じように、性は自分らしさを構成する要素の1つであり、性のあり方は多種多様です。そんな社会において、大切なことは、「誰にでも幸せになる権利がある」ということを教わり、講話は幕を閉じました。
誰もが自分らしく生きることができる社会、そしてそのために自分ができることは何かを考えられる人間に成長できることを願います。
最後になりますが、特定非営利活動法人北海道レインボー・リソースセンター L-Portの皆様には多岐にわたり、ご協力いただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。