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海外留学等についての講演

最終更新日:2016年6月30日

6月30日(木)の3校時、全学年合同で英語の時間を設け、海外留学等についての講演を行いました。

講師として、佐々木 斐生さんに来校していただきました。
佐々木さんは、15歳までを奥尻で過ごし、札幌の高校へ進学、交換留学生としてアメリカへ留学した後、サンディエゴの短大へ進学しました。そして現在ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)の学生として、ニューヨークで生活をしています。



佐々木さんは流暢な英語と日本語を交えながら、生徒にわかりやすく自身の留学経験について語ってくれました。

留学先のデンバーという都市では、住民はほとんどが同じ人種で、日本人のような黄色人種は大変珍しく、日本人というだけで苦労をする場面も幾度となくあったようです。この経験を通して、佐々木さんは「自分に見えている自分」と「他の人から見えている自分」の間には大きな違いが存在しているのだということを認識させられたとのことでした。

そして次に、「自分に見えている自分」と「他の人から見えている自分」の違いを知るために、アクティビティを行いました。



まずは「自分に見えている自分」について、ノートに書き出します。



その後グループ内でノートを交換し、「他の人から見えている自分」について書きだしてもらいます。
2つの間にある違いを知ることで、生徒たちも自分のことを客観的に見ることができたと思います。

最後に佐々木さんは
What are the 3 most important things in your life?
(あなたの人生で最も大切な3つのことはなんですか?)

という問いを生徒たちに投げかけました。



佐々木さんは自分の例として
① dream (夢)
② passion (情熱)
③ curiousity (好奇心)
の3つをあげてくださいました。

佐々木さんは、決して勉強が得意であったり、好きであったりというわけではなかったけれど、将来こうなりたいという夢と、そこに向けて努力する情熱と、新たなことに挑戦し続けられる好奇心があったから頑張ることができたとのことです。

本当に好きなこと、やりたいこと、大切なことを達成するためなら、嫌いだったり苦手だったりすることでも頑張れる、どんな時でも自分を頑張らせてくれるよう な、自分にとって大切な3つのこと(3 most important things)について、時間がある時に考えてみてほしい、とアドバイスをいただき、講演は終了しました。

実際に自分たちと同じ奥尻島で生まれ過ごしてきた先輩が、ニューヨークを舞台に羽ばたこうとしているのを聞いて、生徒たちにとっては本当に大きな刺激になったと思います。今回の講演が「大切な3つのこと」を発見し、それを手に入れるために努力を重ねることへの第一歩になると信じています。

佐々木さん、お忙しい中お越しいただき本当にありがとうございました!

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