2015年11月11日 1学年宿泊研修が行われました
最終更新日:2016年3月7日
10月29日(木)から10月31日(土)の2泊3日の日程で、1学年宿泊研修が実施されました。 今年度の宿泊研修は、1日目に上級学校訪問として北海道大学水産学部函館キャンパスに、職場見学として株式会社函館どつくに赴きました。



職員の方から、「高卒で働くことで得たこと、大変だったこと、高校生のうちに身につけておけば良かったこと」などをお話ししていただきました。生徒からは多くの質問がありましたが、進路を選択する上で、進学するのか、それとも就職するのかを悩んでいる生徒たちにとっては、職員の方々とのやりとりが貴重な体験となったようです。

<1日目>


朝、奥尻フェリーターミナルにて出発式。


北大水産学部函館キャンパスにて、学校概要の説明。大学の先生が丁寧にご説明してくださいました。



キャンパス内の淡水実験所ではチョウザメやウナギ、ティラピアを観察しました。
大学生や大学院修士課程の学生の方々が、魚の生態の特徴について教えてくださいました。
水産科学館では魚の進化の過程や巨大なクジラの骨格標本を観察しました。


最後は大学院博士課程の学生2名からお話をいただきました。
担任とは大学時代から親交のある同級生であり、今回快く引き受けてくださいました。
「大学生はどのようなことを学ぶのか」「そもそもなぜ大学生になることを決めたのか」など、高校1年生になったばかりの生徒たちにはイメージしにくい「大学生」についてわかりやすく伝えていただきました。

宿泊施設ふるる函館に到着。出会いの集いの様子。



到着後、スポーツ大会を開催し、ドッヂボールとミニバレーを行いました。
研修班が自主的に考え運営してくれたおかげで、みんな良い汗を流していました。
<2日目>

職場見学前に立ち寄った北大の実習船おしょろ丸前にて。


株式会社函館どつくでは造船作業を見学させていただきました。
作業風景は取り扱う物全てが巨大で、生徒たちはその迫力に圧倒されていました。



自主研修後の函館駅前にて。



夕食後は課題発表ということで、各班が自主研修で学んできたことを発表しました。
実物投影機を用いて撮ってきた写真を見せながら説明したり、買ってきたばかりのアイヌ民族の楽器「ムックリ」を用いて早速生演奏したりと、各班工夫を凝らした発表となりました。

3日間お世話になったふるる函館前にて。
卒業後の進路について考える機会はこれまでの学校生活にもありましたが、進路先を決めるまでの生徒はあまりいませんでした。しかし今回の宿泊研修を終えて、働くことの大変さや学び続けることの大切さを体感し、今後の進路を考える上での視野が広がったようでした。
また、1学年として初めての宿泊行事を終えましたが、今回の宿泊研修を通して、自分のことだけではなく互いに協力する姿勢が様々な場面で見られ、より一層クラス内でのつながりが深まったと感じることができました。
宿泊研修で得た一つ一つの経験を、今後の学校生活に活かして過ごしていけるよう期待しています。