奥尻町の沿革と歴史

 町名は、アイヌ語の「向こうの島」を意味する「イク・シリ」が由来。歴史は古く、約8千年前の縄文時代早期に人が移り住み、多くの貴重な遺跡や遺物が出土している。
 1767年(明和4年)に田口九兵衛が漁業を営むために移住して以来、永住する人が増えたといわれ、明治2年に奥尻島全体が「奥尻郡」となり、明治12年に戸長役場が置かれ、明治39年に「奥尻村」、昭和41年に現在の「奥尻町」となった。
 島の基幹産業は、古くから水産業が盛んで「夢の島」「宝の島」と呼ばれ、明治末期まではニシン漁が主体であったが、近年はイカやホッケの近海漁業や、ウニ、アワビを中心とした磯根漁業が主であり、その豊富な海の幸を求めて観光客が増え、水産業と観光業に力が注がれている。
 奥尻港湾、奥尻空港の整備、江差・せたな間の定期フェリー就航など、交通面を中心に島の生活環境の整備も進んでいたが、平成5年の「北海道南西沖地震」で壊滅的な被害を受けた。
 当時、島の再建は絶望的といわれたが、全国からの物心両面からの温かい支援や協力によって町民が一丸となって復興に立ち上がり、策定した「奥尻町災害復興計画」に沿った防災対策をはじめとする復興をわずか5年間で果たすことができ、平成10年に「完全復興宣言」をするに至った。
 その後も「災害に強い町」を基調にまちづくりを進め、歴史に裏打ちされた先人の苦労や偉業を尊びながら、豊富な水産資源や貴重な観光資源を活かした奥尻町の更なる発展と、ここに住む町民の幸福を願いながら現在に至っている。

■ 年表でみる奥尻町

 奥尻町の歴史は 奥尻町のあゆみをご覧ください。


昭和30年代頃の奥尻市街地


アワビ、ウニなどの水産資源が豊富


大震災からの復興で奥尻島の自然美が蘇った


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